nidのブログ

坂本龍一展「音を視る 時を聴く」に行ってきました。教授のエナジーはここに✨ 

17歳からリスペクトしてる教授、坂本龍一さんの展覧会に行ってきました。
オンラインで予約したこの日はシルバーデー、65歳以上が無料♪なのです。旦那さんも大好きで、肺がん治療の入院中には様々教授の本を読んでました。26歳次男も大好きなので3人で出かけました。

〜朝から長蛇の列、美術館に到着〜

日曜美術館でも放映されたので、とても混んでいますとスタッフが教えてくれたので、8時過ぎの平塚発に乗りました。
東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」に9:50到着。徒歩9分とあり冷たい風の中、今回が3回目、地図を頼りに進みます。同じ道を美術館に向かうらしき人がたくさんいました。

開館が10時、9:10ごろ美術館に着くと…チケット購入の列と、チケット持ってる人の列とどちらも長蛇の列。まあ想定内ですが。

入れるのを待っている間に…過去レポート。

前回、東京都現代美術館に来たのも坂本龍一さんの展覧会でした。
2013年、教授のポーズを真似てツーショットした時。
…持ってるオレンジのバッグはnidのバッグ「ベルナデッタ」(詳細ページ)気取ってます。教授がいなくなるなんて思ってなかったです。「アートと音楽」私の大好きが宝石箱になっている素晴らし展示でした。ジョンケージの映像やアートも最高でした。

オレンジのバッグ「ベルナデッタ」の後、誕生したのが「マリーバッグ」(詳細ページ)。世界中の良きバッグを知り尽くした某マダムと革王子と作りました。2017年のワタリウム美術館(ブログはこちら!教授の作品掲載あり)での教授の展覧会にも持って行きました(下が写ってませんが)。いつもルーンサングラスしてますね️。

11:00前、ようやく入れました!

今回はポスターとツーショット✨。

〜ここから撮影許可ありの展示だけご紹介〜

音と映像のコラボレーション作品。

▼坂本龍一+高谷史郎《LIFE–fluid, invisible, inaudible…》2007年
天井の装置からの雨が下の水盤に落ち、同時に音が変化。天気のように予想がつかない雲や雨、音に
自然の中にいるような心地よさを感じます。マリーバッグにも雨が落ちます。

▼坂本龍一+高谷史郎《async–immersion tokyo》2024年
大好きな作品です。2017年にリリースされたアルバム『async』と同時期に開催された、5月にワタリウム美術館での展示「設置音楽展」の新作。まだご存命だった時の展覧会を走馬灯のように思い出しました。(その時の展示会紹介ブログはこちら)
その時の何倍もの大きさのスクリーンで体感する新作は音も映像も宇宙サイズ!自分がここにいるのか、あちらの映像の世界にいるのかシンクロしないシンクロ。(async=同期しない)

坂本さんが時は存在しない、とか、モモとか…時間やコマ割り、見えているものの動きと音楽…など全てが『0』になるような感覚でした。マインドフルネス瞑想の習慣で「今ここ」を掴めかけている今、動く世界が止まる世界になる瞬間が見えるような気になります。

▼坂本龍一アーカイブ
思想、生きた時代、人々などが芸祭のように展示。懐かしい記事もたくさん!教授(坂本さん)の思考メモ、走り書きはすごいパワーがあって、どれもがクリエイティブマインドを刺激するものでした。ナムジュンパイク来日の時、一番前の席でトークショーを見たのですが、自分の話が終わりスクリーンで作品紹介の時間になると目の前にあった5個ぐらいのみかんを全部食べてそのまま登壇テーブルで寝てたのが印象的💦。私の目の前ですから、おかしくて😅天才の凄さを感じました。教授との対談、生で見たかったです✨。

▼アーカイブ特別展示:1996–97年のパフォーマンスを再現した新作インスタレーション
坂本龍一×岩井俊雄《Music Plays Images X Images Play Music》1996–97/2024(初公開)

日曜美術館でも紹介されていた作品でとても見たかったのです。
真っ暗な部屋に入ると、教授が…😭🎹!
ステージに入るところから、2曲を弾き終わって挨拶するところまでが蘇るような立体映像で再現✨。
一番前で見たので、その背中から呼吸まで感じ取れるようでした。
今は天国にいるとあらためて感じてしまう、悲しさも込み上げてしまうけど、そのエナジーは私達のエナジーとなり生きていると感じるのでした。美しいピアノ曲でした。

▼スペシャル・コラボレーション
坂本龍一+中谷芙二子+高谷史郎《LIFE–WELL TOKYO》霧の彫刻 #47662 2024(新作)

ぼけているのではなく、私は霧の中にいます。5分間の霧の作品。なんだろう…音はなかった?のですが、霧がシューっと出てくると天国?天界?海の上?不思議な世界にいるような浮遊感。
見えていた人が急に見えなくなり、声は遠くなり、自分の体と霧が一体化します。
ずーっと体感できるようにしている、自分=素粒子=光=周りも宇宙も、の感覚に一瞬なれたかな?。
霧が晴れると消えると、一体化した全ては形を取り戻し、個々に別々のフリをします。
本当は全部一つで区切りはないのですが。霧の中にいるのが本当の世界。

▼カールステン・ニコライ《PHOSPHENES》《ENDO EXO》2024(新作)音楽:坂本龍一
撮影できない作品でしたが、すごい気づき、確認がありました。
私たちは全てはエネルギー。影響し合い全ては一つ。

スクリーンの端からゆっくり流れてくる雲?霧?のようなものが形を変え、別の雲と合わさったり刺激されたりコラボして別の雲になるのです。エネルギーが全て一つで流れていて、別のエネルギーと融合したり反発したり消えたりする。私が頭で理解していて体感もできるようになってきた本当の宇宙の世界を魅せられたようでした。
こういう世界はスピリチュアルと捉えられがちですが、アートの世界ではずっと昔から表現されていた事。私がレイキ講座の説明でよく例えるのはスーラの点描画。ノーベル賞受賞してようやく声を大にしていえる量子力学の世界でもあります。
17歳からインスパイアされてきた教授が発信している思想の一つを再発見したような気持ちになりました。


〜遅めのランチタイム〜2周目も〜

気づいたら3時、お腹もペコペコだったので休憩しました。

なぜ旦那さんが写ってる、ファミリーLINE用の写真をアップしたかというと
教授と同じメガネだからです。(自慢?)。
20年?近く前からこのメガネもかけているのですが、偶然?同じで本人は上機嫌でした。
それと、2年前からの肺癌からの〜肺炎をご心配してくださっている方々に少し元気になってきた姿をお見せしたく✨。
お陰様で肺炎を治療中ですが通常の生活ができるようになりました‍🙇‍♀️✨。

閉館直前、満員電車のように混んでいた通路は人もまばらになり、ポスターとツーショットできました。
再入場もして、もう一度展示を見て、結局1日中いたのでした。

今日もブログをご覧くださり、ありがとうございました✨。

会期は3/30まで。ご興味おありの方はとってもおすすめです!